前回は、葬儀での服装についてのマナーをご紹介しました。 今回は、葬儀に参列する前のマナーについてご紹介します。
よくやってしまいがちなNGマナーは、以下のようなものになります。 1.訃報の知らせを受け、深夜にすぐ駆けつける 2.電話をかけてお悔やみを述べる 3.故人との対面を自分らお願いする 4.喪家に長居をする
1.訃報の知らせを受け、深夜にすぐ駆けつける 昔は夜遅くても、訃報の知らせを受けるとすぐに駆けつけるのが良いとされていました。 しかし、今では深夜に駆けつけるのはマナー違反です。夜10時以降は遠慮しましょう。 そもそも、お葬式前の弔問は、親しい間柄の方のみで構いません。葬儀に参列することだけでも弔意を表したということになります。 親しい間柄であった場合のみ、深夜を避けて弔問しましょう。
2.電話をかけてお悔やみを述べる 弔問できない、あるいはお葬式に参列できないので、弔意だけでも電話で伝えたいという気持ちはわかりますが、これも避けましょう。 遺族の方々はお葬式の準備をしている最中です。 弔問できない場合は葬儀に参列した際に直接お伝えし、葬儀に参列できない場合は弔電を打ちましょう。 【弔電のポイント】 ・できるだけ早く送る。遅くとも葬儀の前日まで。 ・宛名は喪主、宛先は斎場。 ・文字数で値段が変わる。 ・忌み言葉(NGワード)に注意。
3.故人との対面を自分らお願いする 故人との対面を自らお願いするのはマナー違反です。 遺族の方からお願いされた場合のみ対面しましょう。 【通夜前の故人との対面の仕方】 i:個人の枕元に近づき、両手をついて一礼する。 ii:遺族が白布を外したら、両手を膝の上において対面する。 iii:個人に深く一礼し、合唱して冥福を祈る。 iv:少し下がって遺族に一礼して退席する。
4.喪家に長居をする お悔やみの気持ちを伝えようと長居をするのは、かえってマナー違反になります。 遺族の方々はお葬式の準備で忙しいです。故人がお亡くなりになる直前まで看病をしていてお疲れになっているかもしれません。 線香を手向けた後は、早々に引き上げるのがマナーです。 ただ、お手伝いをするのはマナー違反ではありません。近親者や親しい間柄、ご近所の方などの場合はお手伝いできることかを伺ってお手伝いをしましょう。
いかがでしたでしょうか。 ポイントは「遺族の気持ちを考える」ことですね。 遺族は悲しい気持ちの中、葬儀の準備に追われて忙しいです。そこに電話などを入れてしまうとかえって逆効果になりますよね。 しっかりとマナーを守ってお悔やみの気持ちを伝えましょう。 |