喪家について
皆さん、「喪家(そうか)」という言葉を聞いたことはありますか?普段の生活ではなかなか聞かない言葉ですよね。それもそのはず、喪家とはお葬式に関する用語の1つで、亡くなった方がいる家族を指すものです。今回はそんな喪家に関することをお話ししようと思います。

まず、先述した通り、喪家とはご不幸のあった家族を指す言葉です。地域によっては「そうけ」「もけ」と読んだりもします。年賀状を喪家に出してはいけないということは多くの人が知っているのではないでしょうか。
また「喪家の犬」ということわざがあります。「不幸にあった家で、家人が悲しみのあまりえさをやるのを忘れ、元気の亡くなった犬。転じて、ひどくやつれて元気のない人。」を指す言葉です。

喪家とはご不幸があったばかりで最もつらい立場ですが、協力して葬儀を進めていかなければなりません。そのため喪家としての役割を認識し、うまく役割分担し、人数が足りず助けが必要なら他の親族にも協力をお願いする必要があります。
まずは、亡くなった方の死亡診断書が必要になるので、医者から受け取りましょう。死亡届については、必要事項は喪主が基本は記入しますが、葬儀社が代行してくれる場合が多いので安心してください。
また、訃報の連絡も行わなければなりません。このとき、思いつきで手当たり次第に連絡するのではなく、一度連絡リストを作成し整理してから分担して行えば、その後の手続き等を考えてもだいぶ楽になります。故人との関係が深い相手ならば、配偶者や長男が行うと良いと思われます。
また葬儀に関することも進めなければなりません。お金に関わることは一人で進めず複数人で話し合いながら決めるべきです。そのようなときに喪主への負担は大きくなりがちですが、実際は喪主も含め皆が正確な判断を下せる状況だとはいえません。ですので、一人にすべてを押し付けず互いに協力し合うことが必要なのです。

また、葬儀における喪家としてのマナーも抑えておく必要があります。服装についての決まりもありますので、分からないことがあれば葬儀社に確認することをおススメします。また、弔問客に対しては丁寧にお礼を述べ、いただいたものをしっかりと覚えておくようにしましょう。

今回は喪家に関することをお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?
実際にその立場になると分からないことが多い喪家ですが、事前に知っておくだけでもだいぶ気が楽になります。今回ご紹介した内容はぜひ覚えておいてくださいね。

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