家族葬という言葉を聞いたことがありますか?「お葬式を家族葬にしたよ」と知り合いから聞いたり、テレビなどで耳にすることも最近多くなってきましたね。
なぜ最近、お葬式の一形式である家族葬が流行ってきているのでしょうか。今回はその理由について書かせていただきます。
・人間関係の希薄化 現代は、情報社会となり、サービスも充実しているのでコミュニティに依存する生き方から、個人のライフスタイルを尊重する生き方に変化しています。そのため、人間同士の付き合いをする機会が減ってきているという現状があるのです。
また、高齢であれば、付き合いのある人も減ってくるので、自ずと故人の葬儀に来てくださるような友人が少なくなっているのです。 なので最近では、自分のお葬式は小規模でいいなと思っている人や、本当に気心の許せる家族やいとこといった親族だけで安らかに送り出してほしいと思っている人が多数派になって来ています。
・費用 葬儀をする上でやはり気になるのは費用ですよね?よく100万円は少なくともかかると聞きます。実際に、葬儀にかけるお金の全国平均はおよそ200万円です。
お葬式は高額なので、少しでも費用を抑えたいという方もいらっしゃり、そういった方には費用の抑えられる家族葬が好まれているのです。葬儀内容によっては普通の葬儀の4分の1程度の費用で済みます。
・親族が集まって仲良く出来る機会になる 家族葬では、親族が集まって故人を偲んだり、それぞれの今について話しあう数少ない機会になります。
・付き合いでの参加を控えてもらえる 冠婚葬祭ではつきものである、付き合いでの参加というものに対して、いいイメージを持たない喪主の方も多くいらっしゃいます。
故人に対して、どういう関係があったのか自分には全くわからない方も多く参列し、そういう方にも気を使わなければならないお葬式は、少し気疲れするという方も多かったのではないでしょうか。家族葬ではそういった負担も軽減されます。
いかがでしたか? なぜ、最近では家族葬が主流になって来ているのかが、少しわかったのではないでしょうか。
次回は家族葬をする上で気をつけておきたいポイントについて解説します。 多様化したお葬式形態について知ることで、自分にとっての理想の葬い方、弔われ方を見つけていただければ幸いです。 |