みなさんこんにちは。 前回まで、葬儀に参列する際の服装のマナー、決まりについてお話してきました。みなさん既にご存知の部分もあったかもしれませんが、初めて知ったマナーやタブーもあったのではないでしょうか。 今回はそんな葬儀の参列時の服装、すなわちブラックフォーマルの選び方についてご紹介していきたいと思います。
・男性の場合
普段はなかなか袖を通す機会が少なく、突いざというときにだけ突然必要になるブラックフォーマルですが、どれくらいの値段のものがあるのでしょうか?
喪服のお値段には、いろいろあります。専門店で購入する場合、大きく分けると下記に分類されます。
・2万円~3万円代 ・4万円代~5万円代 ・6万円代~7万円代 ・8万以上 これら価格の異なる喪服は、何が違うのでしょうか。それは主に、「黒」の色です。高いものほど深みが合って品のある黒なのです。 また、やはり価格によって着心地やシルエットの美しさが違ってきます。 こうした色やシルエットの違いというのは、自分だけを見ていてもわからないものですが、実際に葬儀に参列し、ほかの人と並んだときにその差が浮き彫りになるのです。ご自身の立場やご予算に応じてきちんと選んで購入しましょう。 20代であれば、2万~3万円代のものがいいでしょうが、30代以上であれば4~5万円代がデザイン的にも豊富に選べ、その場にいて、気後れしてしまうようなことはないと思います。
・女性の場合
女性もののブラックフォーマルを選ぶ際には、デザインにおいていくつか注意しておくべきことがあります。
まず、気をつけたいのはスカートの丈です。お悔やみの場で、膝が見えるのはタブーです。多少動いても膝が隠せるくらい、少し余裕があるくらいがおすすめです。 また、葬儀では座ったり立ったりすることも多いので、タイトシルエットより、少し広がったフレアタイプの方が動きやすく、シワにもなりにくいです。
やはり女性であれば、数あるデザインの中でもできるだけ自分をきれいに見せてくれるものを選びたいですよね。 20代~30代の方にオススメのデザインなのは、着丈の短いボレロ風ジャケットの喪服です。 ポイントは、シェイプされたウエストの位置で、高いほどキュートな印象になります。 年代というより、体型が気になる方であれば、首もとまでボタンのあるジャケットの喪服は避けたほうがいいかもしれません。首が詰まって見えるので、ふくよかな方が着るとがっしりとした印象になってしまいがちだからです。細身の人や首が長い人にオススメです。 テーラードジャケットの喪服のゆったりめなデザインは、40代以上の幅広い年齢層におススメのデザインです。落ち着きもあり、女性らしさが感じられ多くの人に受け入れられます。
葬儀はもちろんおしゃれを楽しむ場ではないので、あまり華やかにならない程度にしましょう。
いかがでしたか。きちんと自分に合った、かつマナーを守ったブラックフォーマルを選んで用意するようにしましょう。 |